歯科医師連盟について

1.本連盟は香川県歯科医師会員によって組織されています。会員相互の協力のもと、政治的側面から香川県歯科医師会の事 業達成を支えることを目的としたデンタルミ-ティング(議員との勉強会)等を毎年開催しています。また、各都道府県 歯科医師連盟と日本歯科医師連盟との強固な連携と議連により下記の様な活動により成果を上げております。

○地域歯科医療への対応…生涯を通じ、一貫した歯科保健対策の充実 
香川県歯科医師連盟主催のデンタルミーテングKagawaを開催し、香川県歯科医師会・香川県歯科医師連盟として取り組むべき課題と対策について、地元国会議員・県知事・県議・各郡市首長と毎年協議するデンタルミーテングKagawaを開催して、歯科医療について理解を頂いています。令和6年度のテーマは「香川県歯と口腔の健康推進条例」でした。議員へ条例改正の必要性を訴えた結果、令和7年4月より口腔健康管理、歯科保健教育、オーラルフレイル対策、災害時及び感染症蔓延時の歯科保健医療体制の確保、生涯を通じた歯科健診等の内容が新たに条例に記載されることになりました。

○税制改正への対応…事業税の非課税の特別措置及び所得計算の特別措置の存続 
日歯連盟役員と全国の郡市歯科連盟役員が 国会議員に対し毎年要望しているのは、「事業税非課税の特例措置」と「所 得計算の特例措置」の存続です。事業税がかかってくると利益関係なしですべての診療所に税金がかかるのでそれを阻止 するために制度・予算 税制改正に関する要望した結果、令和6年度では物価高高騰への支援策について各関係省庁に要 望書提出し、歯科医療機関への支援金が認められ、令和7年度において香川県歯科医師連盟が県知事・県議会議長に要望 書(働きかけ)を持参して支援金が実現されました。 内容は無床歯科診療所がベースアップ評価料算定を申請すると無条件で認められました。

○歯科医院経営基盤安定化に向けた対応…社会保険診療報酬改定への対応 
財務省が診療報酬本体マイナス改定を唱えるなか、日頃の積み重ねている連盟活動(政治力)により診療報酬本体で+  0.88%、そのうち医療に活用できる改定財源は+0.46%、歯科への配分は+0.57%と令和6年度診療報酬改定ではプラス改定になりました。診療報酬改定の原資は政治、つまり連盟がなかったらプラス改定は確保できません。

2.歯科界の抱える課題はまだまだ山積しています。
○少子高齢化への対応…8020運動のより一層の推進
○歯科医師需給問題への対応…需給のアンバランスに対する対応
○集団個別・指導監査の運用改善…健康保険法の改定と指導大綱・監査要綱の見直しに向けた働きかけ
その対応として日歯連盟は歯科医業に対し協力的な多数の自民党議員を中心の構成された国民歯科問題議員連盟・国民皆歯科健診実現議員連盟・歯科口腔医療研究会において意見交換や勉強会を通じ問題解決に向けて活動しています。

その成果は政府の掲げる「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)に反映されています。2024年6月21日に閣議決定された『骨太の方針2024』で歯科に関する新たに記載された文言は下記に示した 青字の2項目(歯科巡回診療と歯科保健教育)が新たに加わり3か所となりました。また国民皆歯科健診においては2022年「具体的な検討」から2023年には「取組の推進」に変わり、さらに今回「具体的な取組の推進」となり、現実化に向けて前進しています。


◎「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針) ・・・歯科に関する記載を下記に抜粋

骨太の方針2024 (2024年6月21日に閣議決定)

第2章 社会課題への対応を通じた持続的な経済成長の実現
8 防災・減災及び国土強靱化の推進 P35より抜粋
 (1)防災・減災及び国土強靱化
災害時における事業継続性確保を始めとした官民連携強化のため、サプライチェーンの強靱化、土地利用と一体なった減災対策、船舶活用医療169、医療コンテナ活用、歯科巡回診療や被災地の災害医療システム活用等の推進による医療の継続性確保、家計向け地震保険への加入促進等に取り組む。

第3章 中長期的に持続可能な経済社会の実現~「経済・財政新生計画」
3 主要分野ごとの基本方針と重要課題
(1)全世代型社会保障の構築  (医療・介護サービスの提供体制等)P42より抜粋
全身の健康と口腔の健康に関する科学的根拠の活用と国民への適切な情報提供、生涯を通じた歯科健診(いわゆる国民皆歯科健診)に向けた具体的な取組の推進、オーラルフレイル対策・疾病の重症化予防につながる歯科専門職による口腔健康管理の充実、歯科医療機関・医歯薬連携を始めとする多職種間の連携、歯科衛生士・歯科技工士等の人材確保の必要性を踏まえた対応、歯科領域におけるICTの活用の推進、各分野等における歯科医師の適切な配置の推進により、歯科保健医療提供体制の構築と強化に取り組むとともに、有効性・安全性が認められた新技術・新材料の保険導入を推進する。

(3)公教育の再生・研究活動の推進(質の高い公教育の再生)P48より抜粋
非認知能力の育成に向けた幼児期及び幼保小接続期の教育・保育の質的向上や豊かな感性や創造性を育むための自然等の体験活動・読書活動、キャリア教育・職業教育等を推進するとともに、体力や視力低下に歯止めをかける対策の強化、歯科保健教育や栄養教諭を中核とした食育を推進する。

 

骨太の方針2025(2025年6月13日に閣議決定)

第2章 賃上げを起点とした成長型経済の実現
1 物価上昇を上回る賃上げの普及・定着 ~賃上げ支援の政策総動員~
(2)三位一体の労働市場改革及び中堅・中小企業による賃上げの後押し P9より抜粋
医療・介護・障害福祉の処遇改善について、過去の報酬改定等における取組の効果を把握・検証し、2025年末までに結論が得られるよう検討する

4 国民の安心・安全の確保
(1)防災・減災・国土強靱化の推進 P28より抜粋
災害時における事業継続性確保を始めとした官民連携強化のため、サプライチェーンの強靱化、土地利用と一体となった減災対策、船舶活用医療提供体制の整備139、医療コンテナ活用、歯科巡回診療や被災地の災害医療システム活用等の推進による医療の継続性確保、制度的対応も含めた災害廃棄物処理体制の充実等に取り組む。地域の防災力強化のため、地域の実情を踏まえ、災害リスク情報の整理、分かりやすい防災気象情報の提供、学校を始め避難所等の耐災害性の強化や再エネ・蓄電池の導入、地域の貴重な文化財を守る防災対策等に取り組む。

第3章 中長期的に持続可能な経済社会の実現
1 「経済・財政新生計画」の推進 P38より抜粋
とりわけ社会保障関係費204については、医療・介護等の現場の厳しい現状や税収等を含めた財政の状況を踏まえ、これまでの改革を通じた保険料負担の抑制努力も継続しつつ、2025年春季労使交渉における力強い賃上げの実現や昨今の物価上昇による影響等について、経営の安定や現場で働く幅広い職種の方々の賃上げに確実につながるよう、的確な対応を行う。具体的には、高齢化による増加分に相当する伸びにこうした経済・物価動向等を踏まえた対応に相当する増加分を加算する

2 主要分野ごとの重要課題と取組方針
(1)全世代型社会保障の構築 P41より抜粋
糖尿病と歯周病との関係など全身の健康と口腔の健康に関するエビデンスの活用、生涯を通じた歯科健診(いわゆる国民皆歯科健診)に向けた具体的な取組オーラルフレイル対策・疾病の重症化予防につながる歯科専門職による口腔健康管理の充実、歯科医療機関・医歯薬連携などの多職種連携、歯科衛生士・歯科技工士の離職対策を含む人材確保、歯科技工所の質の担保、歯科領域のICT活用、歯科医師の不足する地域の分析等を含めた適切な配置の検討を含む歯科保健医療提供体制構築の推進・強化に取り組むとともに、有効性・安全性が認められたデジタル化等の新技術・新材料の保険導入を推進する。

(3)公教育の再生・研究活動の活性化 P46より抜粋
幼児期及び幼保小接続期の教育・保育の質的向上や、豊かな感性や創造性を育むための体験活動・読書活動を推進するとともに、体力向上や視力低下予防、歯科保健教育や学校給食での地場産物等の活用を含む食育を推進する。

4 物価上昇に合わせた公的制度の点検・見直し P49より抜粋
物価上昇が継続していることを踏まえ、予算、税制における長年据え置かれたままの様々な公的制度に係る基準額や閾値について、国民生活へ深刻な影響が及ばないよう、省庁横断的・網羅的に点検し、見直しを進める。その際、各項目の点検と併せ、政策効果を担保するため、制度の特性に応じた定期的な改定ルールを設け、足元の物価上昇に的確に対応できるような仕組みづくりを行う。 同時に、本基本方針第2章及び第3章に記載している、
公定価格(医療・介護・保育・福祉等)の引上げ
働き手の賃上げ原資を確保できる官公需における価格転嫁の徹底
を省庁横断的に推進する。


=今までの主な実績=

地域医療介護総合確保基金事業の財源確保・維持

大規模災害(地震・大雨)をうけた連盟会員に対する支援活動

税制改正への対応…事業税の非課税の特別措置及び所得計算の特別措置の存続

受診時定額負担の導入反対運動

デンタルミーティング開催(平成26年度~現在)
(令和6年度テーマ)
「香川県歯と口腔の健康づくり推進条例~現状と今後の課題~」      
「オーラルフレイル対策・口腔健康管理提供体制事業からみえてきたもの(最近の調査・分析を踏まえて)」

オーラルフレイル予防 ・歯科健診推進

妊産婦歯科健診の充実について ~成育基本法に対応する産婦歯科健診

パートナー歯科健診の重要性

学校歯科医の活動について

口腔健康管理と感染症予防

歯科衛生士および歯科技工士養成校の修学資金支援の現状と課題

口腔乾燥症(ドライマウス)について

歯科医療提供体制確立のため、地元国会議員・県知事・県議へ要望書の提出

『骨太の方針』で明記された各ライフステージにおける切れ目のない歯科健診の実現など

歯の健康と医療費に関する実態調査について